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田口組・稽古場リポート by 石神

自分の稽古でどたばたしているうちに時間が経ってしまいましたが、
先週、田口組と片山組それぞれの稽古場にもお邪魔してきました!


まずは、田口組の稽古リポートを。


田口組は、三島さんと東大生の討論記録をリーディングとして上演する、
ということで、まずそのこと自体が、相当おもしろい。
それに、三島自身が発した言葉をどう読むんだろう?と興味津々でした。

タイトルからして、
恐い雰囲気なんじゃないかとか、堅そうとか、思われるかもしれません。
そう思われる方は、ぜひ本番で、どうなっているか見てみてください!
もちろん私もまだ完成形は見ていませんが、
「討論」から想像するイメージを裏切ってくれる舞台になりそうです。

さらに、
実際の討論記録なので、もちろん内容は当時の現実に即しています。
田口さんたちの稽古では、
当時の社会的背景や、インテリ学生たちの思想的流行まで、
言葉のうしろに広がる世界を丁寧に掘り下げていたのが印象的でした。
資料に当たるというより、「研究」レベルです。

三島さんは、本当にいたんだもんな。
三島さん自身が、三島由紀夫自身という個人として発した言葉を
読むんだもんな。と、その重さを実感。
と同時に、どんな書かれた台詞も、そのうしろには、
この広い世界がつながっていて、言葉の響きを支えている。
という、途方も無いことに、改めて気づかされたような、気がします。

三島さんがどんなひとだったのか、わかるような舞台にしたい、と
田口さん自身がおっしゃっていますが、
東大出身でもある田口さんが、どんな「三島さん」を舞台に作り上げるのか。
私たちが本屋の棚に名前をみつけるだけの「三島由紀夫」ではなく、
そこにいるのは、「三島さん」という人になるんじゃないか、
と勝手に思っています。

田口さんご自身も出演です。
楽しみ。

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